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七つの海のときどき航海日誌
七海生産者商会の会長が徒然と書き留めてみた大航海時代の由無しごと。
ももの裏稼業繁盛記

ときさんがへにょへにょの間にいっぱい美術鑑賞~♪(*´ω`)
‥‥あんまり遊びすぎてると怒られそうだけど‥‥ストレス解消だもん!いいよね!

まいどこにちはももいのです。
先月に続いて美術鑑賞。
今回は、今ちょうど京都東山の京都市美術館で開催されている、
「フェルメールからのラブレター展」のご紹介。
副題はCommunication: Visualizing the Human Connection in the Age of Vermeer
コミュニケーション:17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ。


17世紀のオランダにはたくさんの自由がありました。
それは宗教的な自由であり、民族的な自由であり、そして経済的な自由でもありました。
ヨーロッパ中から自由を求めてたくさんの人が集い、経済は大いに発展します。
チューリップバブルのような狂想曲も巻き起こりました。

経済の発展とともに、文化の華も開きます。
絵画の世界では、フェルメールやレンブラントをはじめとする
オランダ・フランドル地方の画家たちが、数多くの絵画を残したのです。


この絵画展では、「手紙」を主題としたフェルメールの3作品を中心に、
17世紀前後のオランダ絵画から、
人々の「コミュニケーション」に焦点を当てた作品が一堂に会しています。

中でも今回の目玉はこちら。
アムステルダム国立美術館により修復されて以来、初めての公開となる、
「手紙を読む青衣の女」

手紙を読む青衣の女
© Rijksmuseum, Amsterdam. On loan from the City of Amsterdam (A. van der Hoop Bequest)

胸元で強く引き絞った両腕。
熱心に、でもどこが悲しげに、手元に落とした視線。
手紙から懸命に何かを読み取ろうとするかのような表情。
背後に掛けられた大きな世界地図が、手紙の主が船の乗組員として、
海の彼方の異国にいることを暗示している、そんな作品です。

左側から差し込む静かな光線。
天然ラピスラズリを使ったウルトラマリンブルーで染められた上着。
深い蒼を湛える2脚の椅子。
テーブルの上に置かれた真珠のネックレスの淡い光。
まるで画全体が一つの物語を形作っているかのよう。

オランダの経済的な発展の中で、それまで公文書などとしてしか存在しなかった手紙が、
次第に個人間の気持ちのやり取りに使われるようになっていったと言われています。
オランダの多くの人々が、船運にかかわる仕事をしていたこの時代、
異国に渡った船乗りとの手紙のやり取りには、往復2年かかったとも。
手紙に書かれた言葉を、大事そうに見つめる彼女のしぐさに、
そんな時代背景を想わずにはいられないのです。

この写真ではくすんで見えますが、それはこの写真が修復前の状態だから。
修復後の今の姿を眼前に見ると、
フェルメールならではの輝きに満ちた色合いに、飲み込まれてしまいそうです。



他にも、手紙や職業、家族、しぐさや表情など、
さまざまな切り口でコミュニケーションをとる人々の姿が描かれています。
その1枚1枚に物語があり、ひとりひとりが何かを語っているかのような、
実に多弁な作品たちでした。


手紙を書く女と召使い
© National Gallery of Ireland.

たとえば、もう1枚のフェルメール作品、「手紙を書く女と召使い」。
女性がただ手紙を書く姿‥‥だけでは済まない背景が、
画の中に織り込まれていたり。


執筆を妨げられた学者

こちらはレンブラントの門弟、ヘリット・ダウの作品で「執筆を妨げられた学者」
小さな作品ですが、物言いたげな鋭い視線が私たちを射抜きます。

ダウの作品ではもう1品、「羽根ペンを削る学者」。
同じく小さな作品ですが、
普段は気難しい学者が、愛嬌たっぷりの表情で羽根ペンを削る姿に、
思わず笑みがこぼれてしまいます。
こちらのページの一番下の画像で見ることができます。


室内の女と子供
© Rijksmuseum, Amsterdam.

そして、ピーテル・デ・ホーホの「室内の女と子供」。
市松模様の床、冷気を遮るために床に置かれた踏み台、窓にはめ込まれた格子など、
母と子の何気ない姿を描いただけでなく、
当時のオランダの家庭の光景が臨場感たっぷりに伝わってくる作品。

壁の足元に張り巡らされたタイルは、子供たちが遊ぶ姿が描かれた、デルフト焼のタイル。
よく見ると、展覧会の会場の中にも同じタイルが張り付けられた場所がありますよ。




見て歩きながらふと思ったこと。
たとえば、チューリップバブルに踊らされた当時のオランダの人々を描いたこの本の、
宿屋や酒場や農村の人々、あるいは公証人や弁護士といった人々の、
生の姿を見られるような、そんな側面も持ち合わせた展覧会と言えるかもしれません。



この展覧会、京都市美術館では10月16日(日)まで開催。
その後、仙台の宮城県美術館で10月27日(木)~12月12日(月)まで、
そして東京渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで、
12月23日(金)~2012年3月14日(水)まで、開催されます。

フェルメールブルーに惹かれる人も、17世紀のオランダに触れてみたい人も、
是非足を運んでみてくださいね。


お土産にはオランダで100年あまりの歴史を持つ、Daelmanのキャラメルワッフルを。
デルフト焼きを模した缶に入ったタイプもあって、なかなかかわいいです♪
寒い時期には、あったかいコーヒーの上に蓋をするようにのせて、
中のキャラメルを溶かしてから食べると、おいしいんですって。

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コメント
この記事へのコメント
|ω・)京都市美術館行ったなら、ついでにナナメ前にある藤井有鄰館(ふじいゆうりんかん)ってとこも逝って見るヨロシ。
要予約の大変うさんくさい美術館ですヨ。

開館は原則として1月・8月を除く毎月第1・第3日曜の12:00-15:30のみ(その他、臨時に開館する場合がある)。その他の時期の入館は事前の申請が必要。

国宝級!?のお宝がゴロゴロざくざくです。ハイ。
2011/08/16(Tue) 08:21 | そに屋 URL #-[ 編集]
殷時代の壺‥‥φ(・ω・ `)
(o_ _)oつまりまた来月にいかないとなのk‥‥‥zzz
2011/08/17(Wed) 00:25 | ももいの URL #mQop/nM.[ 編集]
フェルメールは見れなかったけど、レンブラント展見てきたよー!ヽ(゚∀゚)ノ

(*´∀`*)かなり良かったます・・・
2011/08/23(Tue) 15:10 | ふぃー URL #Pnsj6K02[ 編集]
(*ノxノ)レンブラント展よかったよねえ~。
この週末までなら、フェルメールも見られるよっ!
2011/08/26(Fri) 00:20 | ももいの URL #mQop/nM.[ 編集]
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