七つの海のときどき航海日誌
七海生産者商会の会長が徒然と書き留めてみた大航海時代の由無しごと。
ときでござますまいどどうも(o_ _)o

うちが前の日誌を書いてすぐにアップデートがあって、
その内容にこんな一文が書かれてました。
● 一部の上陸地点の太陽の軌道が正しくなかった不具合を修正
もちろんすぐに、その中身を確かめに、地中海をめぐったうちです。
・ヴェネツィア
 ちゃんとこれまでの夕陽の方向に太陽が沈みます。
・ジェノヴァ
 海辺の方角が西に修正されてます。
・ジェノヴァの郊外
 方位の示す通りになって、微妙な傾きがなくなりました。
・リスボン
 銀行前の通りがちょうど東西になるイメージ。

ねえねえこえたん、これって「一部」なのかしや?
ひょっとしてほとんど全部だったりしません?


動かない影や空の色など、一部には残念なところも残るものの、
太陽の軌道がちゃんとしたものになっただけでも、大したものかもしれません。

街中でたたずむと、昼間に聞こえてくる鳥の声が、夜には虫の声に変わっていたり、
まだまだ気付けてない変化があるのかもしれません。
そんなちょっとした楽しみ・幸せを見つけていければいいなーと、思うのです。


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この記事、書こうかどうしようか、少し悩みました。
でも、特にヴェネツィアの特色が失われたことに憤る方は、
うち以外にもいらっしゃるようすですし、
みんなの話を聞く限り、この想いはきっとうちだけじゃないと感じたので、
ちゃんと公開しておくことにしました。

あらためまして、毎度ときでござます(o_ _)o
2ndAgeになって、しばらく時間も過ぎました。
2ndAgeの目玉であるワールドクロックにちなんでか、
街中に居ても時間の経過が感じられるようになりました。
きっと「街の中でも星を眺めたい」だとか、
プレーヤーからのそんな要望も、これまで多くあったことでしょう。
朝が来て陽が昇り、空が曇って雨が降り、夜には星空を眺める。
街中のそんな光景にも、皆さん少しずつ慣れてきていることでしょう。

でも、皆さんは、その光景にひそんでる、違和感の正体をご存知でしょうか?
今は失われてしまった当たり前だった光景に、気づいてらっしゃるでしょうか?

うちがよく佇んでいるのはジェノヴァの海辺です。
のんびりと空の行方を眺めているのは心地よかったのですが、
違和感を抱いてからは、新鮮な気持ちで空を見られなくなっちゃって。
「ジェノヴァって普通にお昼の街だったんだし、特に違和感ないんじゃないの?」
‥‥いいえ、そんなことはありません。

観察して初めて気づいたことですが、ジェノヴァの太陽はここから昇ります。

ジェノヴァの太陽

広場から見ていると、教会の上をぐるりと回って、銀行の向こうに沈むのです。

ジェノヴァの太陽

時期としては6月の撮影なので、実際の東西はこれよりも教会寄りでしょう

‥‥違和感の正体にお気づきになったでしょうか?
念のために解説しますね。
ジェノヴァはリグリア海に面した港町。
旧市街は東をビザーニョ川、西をボルチェヴェラ川、
二つの川に挟まれた、非常に狭い平地とその周囲に限られています。
海岸線は南南西に面し、リグリア海の一番奥の穏やかな波のおかげで、
Ωの形にくぼんだ小さな湾を除いて、特筆する地形はありません。

すると、このジェノヴァの街、こんな方位になるのが普通じゃないでしょうか?

ジェノヴァの方位

おわかりですよね。
「太陽が西から昇って東に沈んでる」んです。


‥‥や、ひょっとしてジェノヴァだけなんじゃないの~?たまたまよねえ?

でも、知ってしまったからには、確かめずにはいられません。
街の郊外へ出てみましょう。


ジェノヴァの郊外です。
「ジェノヴァ北西」と呼ばれています。
郊外に出ると、方位磁針が表示されますね‥‥確かめるには好都合です。
ここでは太陽はここ、ほぼ北北東から昇り

ジェノヴァ郊外

南を回ってここ、ほぼ西南西へ沈みました。

ジェノヴァ郊外

‥‥‥なんだかずれてますよね。


こうなると、色々な場所を確かめずにはいられません。
たとえばフィレンツェやヴェネツィアは、街の光景を忠実に再現しているだけあって、
本来の方角を確かめやすいのです。

フィレンツェの街、本来の方角はこうです。

フィレンツェ3

シニョーリア広場の南東側にヴェッキオ宮殿があり、
美しいドゥオーモで有名なサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂は
シニョーリア広場の北側にそびえています。

‥‥でも太陽は酒場の向こう側から昇り

フィレンツェ1

銀行側すなわち大聖堂側をまわって、ヴェッキオ宮殿の右側に沈みました。

フィレンツェ2

ええ。「ジェノヴァと同じ」‥‥です。


美しい斜陽が国の行く末をも示していたヴェネツィア。
本来の方角はこうです。

ヴェネツィア

サンマルコ寺院の正面は、サンマルコ広場に向かってほぼ西を向いています。
空一面を茜色に染めていたあの斜陽は、
確かな調査に基づいた、ほんとの美しさだったのかも。

在りし日のヴェネツィアの夕景

つい海辺に腰を下ろして、ぼんやり眺めてしまった、あの夕陽。

それなのに‥‥‥
今の太陽は驚くことにサンマルコ寺院の真正面から昇り

ヴェネツィア

信じられないことに広場の北側をまわって、小サンマルコ広場の向こう側の海へ沈みました。

ヴェネツィア

‥‥‥‥‥絶句しました。
「西から昇ったお日様が東へ沈む」のですから‥‥

さらに付け加えるのであれば、
ヴェネツィアの魅力の一つであった、あの美しい夕景は、
ほとんど失われたといってもいいでしょう。

確かに、今でも沈む夕陽に向かうと、
一瞬だけ美しさを垣間見ることができます。

今のヴェネツィアの夕陽

でも、視線を太陽から横へと振り向けると‥‥

空一面は望めない

そこには夕陽のかけらも見えません。
かつてのように、空いっぱいに広がる茜空はもう見ることはできません。

かつての茜空

こんなふうに、どこを撮っても絵になる街だったのに‥‥。


時代が動くようになると、ヴェネツィアも斜陽の時代ではなくなる、
そんな動きを示唆しているのかもしれません。
でも、このヴェネツィアの光景は、失ったものがあまりに大きすぎます。
ヴェネツィアだからこそ、この光景を愛するからこそ、
アドリア海の向かい風をものともせず、ここに居を構えてきた人もきっと多いはず。
当たり前の空色に成り下がって、果たしてその愛は続くのでしょうか?

何より、ifを織り交ぜながらも、現実に忠実であることが
この世界の魅力の一つだったと思ってます。それなのに‥‥
「やっつけ仕事の太陽の運行に
 幻滅を覚えずにはいられません」


この世界には、美しい空と美しい音色のハーモニーで、
私たちにでっかい感動を与えてくれる場所がいくつもありました。
それは、この世界を作った方々の、
この世界への精一杯の愛情表現でもあったと信じています。
ひょっとしてそれが全部失われちゃったんじゃないか‥‥
そんなうちの不安は、アステカの失われた都を訪れた時に、確信に変わったのです。

今は普通の夕景‥‥

そこに広がっていたのは、ごく当たり前の夕焼け。
こんなの‥‥‥‥感動も何もあったものじゃありません。

ふたつとない夕陽、ここにしかない空のグラデーション、
ただ座ってみているだけで、時間を忘れて感動に浸っていられる‥‥

ふたつとない夕陽空一面の桃色のグラデーション

そんな、無二の空色は‥‥‥もはや失われてしまいました。


失意のまま、いくつかの街も訪ねてみました。

ラベンダー色の空が印象的だった、朝焼けのサロニカ。

エーゲ海の朝日

思わず足を止めて、目の奥に焼きつけたくなる色合い。

それが、今はどこででも見られる空‥‥

サロニカ

南にエーゲ海を見る港なはずなのに、
太陽は海を見て右手から昇り、背中側を通り、左手前方の海へと沈みます。

サロニカ

もう驚かなくなっているうちがいます‥‥。


水平線に沈む夕陽に感動したダバオ。

ダバオの夕陽

今はどうなっているのか‥‥
もう想像の範疇を超えることはないでしょう。
そう思うと、足を運ぶ気にもなれなくなってしまいました。


それから、もっともっと細かいところをつついてみるならば。
これは、リスボンの街角に佇んでいて気づいたことです。
これらの写真を見て、何か違和感を覚えませんか?

リスボンの街角リスボンの街角
リスボンの街角リスボンの街角
リスボンの街角リスボンの街角

「まるで合成写真見たい」
‥‥そのイメージは正しいです。
注目するのは影。
お気づきになりました?

そう、「建物の影は全く動かない」んです。
これはリスボンだけじゃなく、ほかの街だって同じことです。

鐘楼の影

サンマルコ広場の鐘楼の影。
地面に伸びるうちの影などそ知らぬふりで、
いまでも斜陽のヴェネツィアを守り続けているのです。

どうしてこんなに中途半端なのか。
答えはおそらく「古いPCでも動作が重くならないように」ということなのでしょう。
7年前のPCの描画性能に合わせた表現ですから、
大幅なブラッシュアップができないことは理解できなくはありません。

でも、だからと言って中途半端で終わらせていいものではないと思うのです。
一部実現できたこともあるのは理解できます。
でも、それで失ったものはこの世界の「コンセプト」であり大切な「表現」であり
少なからずユーザーに愛されてきた部分ではないでしょうか?


気持ちが冷めたわけじゃないというと、それは嘘になるでしょう。
うちの愛してた光と音のハーモニーは、片翼をもがれちゃったんですから。
でも、ここには、大切な仲間たちがいます。
みんなの帰る場所であって、うちの拠りどころでもあります。
そう思うと、これくらいで心を折るわけにいかないのです。

もっと美しい光景を!もっと鮮やかな空色を!
もっと、ずっと、心に残る光景を、見せてほしい。
そう要望していくしか、うちにできることはなさそうです。


このおはなしは、もちろん、
実際のプレイの本質には、まるで関係のないこと。
空がどうであれ、プレイは楽しめることでしょう。
世界は広がり、深みを増していることは確かです。
でも‥‥‥


みなさんはどう感じられましたか?
ご意見いただけると嬉しいです。

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