七つの海のときどき航海日誌
七海生産者商会の会長が徒然と書き留めてみた大航海時代の由無しごと。
なんだかご無沙汰しちゃってます。ぐったりな毎日が続くときでござます(;o_ _)o
でもね、ちょっとずつ現状を抜け出せる光明が見えてきた‥‥かも。
ええ、希望的観測です。orz

そんななか、昨日はほんっと久々に一人でお出かけしてきちゃいました。
周りのみんなには迷惑かけちゃったけど‥‥たまにはいいよね!
普段を一切忘れて、美の世界に没頭することができました。
ほんと、いのちのせんたくでした(*´д`)

出かけた先は、京都市美術館で開催中の「ルーブル美術館展」。
この春に東京上野の国立西洋美術館で開催されていたものです。
ルーブル美術館の絵画部門から「17世紀の絵画」をテーマに、
主にフランス・フランドル地域の作品が70点あまり集められています。
なかでもヒトキワ目をひくのが、フェルメールの「レースを編む女」。
レースを編む女
目を引くとは言っても、作品自体は24cm×21cmととっても小ぶりなんですけどね‥‥
でも、この作品の前だけは通路が設けられて、みんな一目見ようと列を成してました。

うちが会場に着いたのが、朝9時の開場の10分前。
その時点で100人以上が並んでる人気ぶりです。
うちが並んだ後もどんどん人が集まってきて、
開場までにはその倍ぐらいに膨らんだんじゃないかしや?
みんな開場直後が一番ゆったり見られることを知ってるんでしょねえ。
実際、時間が経つほど会場内に人が増えてきて、
水曜だってことが信じられない状況に‥‥
聞くところによると、おやすみの日は、入るのを諦めちゃうくらいの行列なんだとか。


では、今回印象に残った作品を勝手にご紹介。

「レースを編む女」ヨハネス・フェルメール 1669-70年頃 24x21cm
レースを編む女額縁つき
上流階級の女性が、趣味としてのレース編みに没頭する姿を描いたもの。
鮮やかな赤と白の糸が目を引くクッションを前景において、
小さなカンバス上に奥行き感と緊張感が演出されています。
さらに中心部にはさりげなく聖書と思われる書物が置かれ、
キリスト教的な良き上流階級子女の在り方を描いていることを暗示しています。
主題となるレース編みは、女性の手の部分を明確に描き、
表情などはわざとぼかすことで、女性が手元に意識を集中していることを表現します。
主題の選択の妙と、静かな緊張感がこちらにまでひしひしと伝わってくる作品です。
額縁のサイズがとっても大きいですが‥‥
これがないとこの作品がどこにあるかとっさにはわからないというお話も(´д`;)


「弓を持つ東方の戦士」ピエル・フランチェスコ・モーラ 1650年 172x123cm
弓を持つ東方の戦士
等身大を超える非常に大きな作品に勇壮なバルバリア海賊が描かれています。
海賊とはいっても、身につけている服装や装身具などから、
描かれているのが相当な権威を持った人物であることが想像できます。
たとえば右手の親指につけた弓術用の指輪。色合いから象牙製だと思われますが、
この指輪は武運に長ける象徴として、スルタンの肖像画にもたびたび描かれるもの。
身にまとった豹柄の毛皮には、真珠をあしらった金の留め具、衣服には金刺繍、
ボタンもおそらく金製、ターバンの飾り羽にも水晶かなにかをあしらっています。
力強く握りしめた赤い弓が、画全体をぐっと引き締め、
後ろに広がる海と空が空間の壮大な広がりを表しています。
いわゆる東方世界に近いイタリアで暮らした作者ですが、
この画からはイスラム世界への畏怖とともに、敬意や富への憧れも読み取れます。
今回の展覧会の中ではひときわ異彩を放っていて、とってもとっても印象的な一枚。
この画の前で10分くらいぼーっと突っ立ってたヘンな子がいたとしたら、それはうちかも?


「アムステルダム港」ルドルフ・バクハイセン 1666年 128x221cm
アムステルダム港
アムステルダム市からルイ14世の大臣に贈られた作品。
たくさんの船が港内を埋め尽くし、船上ではたくさんの人が働いていて、
活気あふれるアムステルダム港の当時の様子がつぶさに見て取れます。
キャラベルやフリュートといった大きな船の間を一本マストのコグが行き交い、
大きな船のマストのてっぺんには、見慣れたネーデルランド旗が翻ります。
奥行きを感じさせる空の美しさや船上の人々の活力を感じると同時に、
画の描かれた経緯を汲み取ると、外洋へ出られる船をわざと描くことで、
ネーデルランドの海軍力や経済力を誇示したかったのだと考えられています。
近景の船々から遠景に霞むアムステルダムの街まで非常に美しく描かれていて、
DOLプレイヤーなら、見入ってしまうこと請け合いの作品です。


「ルネ・デカルトの肖像」フランス・ハルスの原作に基づく 1650年頃 78x69cm
ルネ・デカルトの肖像
近代哲学の父といわれるフランスの思想家デカルトの肖像画です。
1648年に描かれたハルスによる原作はコペンハーゲンの美術館が所蔵していて、
ルーブルのそれは、この原作に基づいて製作されたものと考えられています。
フランス出身のデカルトですが1628年にパリからオランダに移住しています。
ハルスはオランダの肖像画家です。
今にも動き出しそうにこちらをじっと見つめるデカルトの表情と、
「黒」と「黒」のコントラストとでも言うべき見事な濃淡がとても印象的。
余り大きくない作品にもかかわらず、その存在感は圧倒的です。
こちらの画像のほうが濃淡がよくわかるかも?


「大工ヨセフ」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 1642年頃 137x102cm
大工ヨセフ
聖人信仰は当時のキリスト教会が教義を広めるのに欠かせないものだったようです。
字が読めなくても、教会に掲げられたこれらの宗教画によって、
キリスト教徒の守るべき行動の規範を示していたようです。
老いたヨセフと、その手元を蝋燭で照らす幼いイエスが描かれています。
聖ヨセフは聖母マリアと結婚したイエスの義父にあたります。
ヨセフは錐で木材に穴を開けながらも、その瞳はじっとイエスを見つめ、
イエスも穏やかに語らいそうな表情で、義父の手元をそっと照らしています。
そこからは慈愛や信頼といったものが読み取れます。
特筆するべきなのは、明暗が極めて印象的な蝋燭の光の表現です。
特にイエスの手元から漏れる光の表現には感動すら覚えてしまいます。
木材がやがてはイエスの架けられる十字架になるという冷酷さを暗示しながらも、
色合いや表情が穏やかさやあたたかさを表し、緻密な描写とあいまって、
とても深く、そして印象的な作品です。


会場自体はそれほど大きくなく、駆け足で見ると15分ももたないかもしれませんが、
行きつ戻りつ2時間弱かけてゆっくりと鑑賞して回ることが出来ました。
非現実の時間にじっくりと芸術作品に触れることができて、とってもシアワセ(*´ω`)
ルーブル美術館展は京都市美術館で9月27日まで開催しています。
会期末が迫ってきて、平日でも多くの人が詰め掛けています。
シルバーウィークには数時間待ちとか、すんごい行列になるんじゃないかしや‥‥
それでも見る価値のある作品たちが勢ぞろいしています。
行くかどうか迷っている方は是非ぜひ足を運んでみてください。

終わった後は白川沿いをぶらぶら散策。
祇園辻利でお抹茶を頂いて、四条河原町でお買いもの。
京都の休日を満喫しちゃったのでした(*-∀ー)

そうそう、おみやげには定番の金平糖をゲットしておきました。
こんぺいとう
裏表撮ってみました~。携帯で撮ったからちょっと見づらいけど‥‥
箱がカワユスです(*´ω`)

ちょっとずつ食べようっと♪


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